キトラ古墳を見た後ーその②
◎前回の続き
その①では、聖蹟図志でキトラ古墳を見た後の、見学コースを確認した上で、文武天皇陵までを記載した。
今回はその続き。
高松塚古墳の詳しい説明については、説明版のとおりである。
築造当時の荘厳さを想起させるぐらい、綺麗に復元されている。
◎鬼の俎、鬼の雪隠
次に訪れたのは、鬼の雪隠と鬼の俎。
前回の記事で確認した聖蹟図志には、鬼厠、鬼魚板と記載されている。
道路挟んで、下に鬼の雪隠、上に鬼の俎。
訪れて初めて位置関係わかった。
その位置関係から、欽明陵の陪塚の一つが崩れ落ちたものという説があることも納得できる。
また、旅人を俎で料理した後、雪隠で用を足したという説も可能性が無いとは言い切れない。
鬼の俎・鬼の雪隠 - 公益財団法人 古都飛鳥保存財団|日本人の心の故郷『飛鳥』
鬼の雪隠の方は、囲いはされているがかなり接近して、見学することが出来た。
◎橘寺に向うが
次に橘寺に向かった。
途中、右手に聖徳皇太子誕王所と大日本佛浴最初霊地の石柱が建ってるのが見えた。
後で調べたら、裏参道らしい。
自転車を置き、石柱の間をとおり、奥に進むが田畑が広がり、遠くに橘寺が見えるだけであった。
一旦、自転車の方へ戻り橘寺へ向かおうとするが、鬼の俎、雪隠のところにいた孫を連れたじいさんばあさんの一行も、同じように自転車でやってきた。
このまま進むと、よその家族と一緒に回ることになるので橘寺は諦め、元来た道を引き返し、天武・持統天皇陵(檜隅大内陵)に向かうことにした。