【期間限定】キトラ古墳壁画を見に行ってきた
2018年5月、キトラ古墳の壁画見学のため、明日香村まで足を運んだ。
キトラ古墳は奈良県明日香村に所在する円墳で7世紀から8世紀初頭頃に造られたと考えられている。
そのキトラ古墳の石室内に描かれた壁画を、文化庁が期間限定で公開しているのだ。
壁画はキトラ古墳に隣接するキトラ古墳壁画体験館「 四神の館」内で公開される。
アクセスは
近鉄吉野線 壷阪山駅より徒歩15分または、近鉄吉野線 飛鳥駅より徒歩30分である。
われわれは、飛鳥駅の方がレンタサイクルがあり便利なので、飛鳥駅を選択した。
飛鳥駅へは、大阪阿部野橋駅から近鉄特急で39分、急行では45分かかる。
近鉄特急は乗車券の他に特急券(510円)が必要で、時間的にはあまり変わらないが、特急を選択した。
飛鳥駅からは、レンタサイクルを借りた。
何も考えずノーマル自転車を借りたが、後悔することとなった。
明日香を回るときは、絶対に電動自転車にすべきだったのだ。
さて、壁画の公開だが、期間限定といっても、平成28年から断続的に実施されており、今年の1月から2月にかけての公開で10回を数える。
キトラ古墳の石室内には、四神、十二支、天文図、日月の壁画があり、
そのうち、東壁「青龍,十二支・寅」が公開された第7回にわれわれは応募したのだ。
壁画の見学は、10時5分からで時間があったので、「 四神の館」の地階にある展示室を見学した。
展示室は、無料で、原寸大の石室模型や壁画の映像を見ることができる。
https://www.asuka-park.go.jp/area/kitora/midokoro/#midokoro01
いよいよ壁画見学の時間となり、受付に向かった。
受付を済ませた後、壁画の展示室の入り口の前に、前の回が終わるまで他の見学者の人たちと2列になって並んだ。
参加者は十数名ぐらいだった。
そして、展示室の中に入る時間となった。
見学時間は10分間
壁画は、正面と横から見学できるように、ガラスの向こうに展示されていた。
最初、ガラスの向こうにある壁画を覗き込んだとき、どこに何が描かれているかまったくわからなかった。
展示室の前におかれていた解説版と、壁画に少しだけ残っていた赤色を突合せ、青龍と寅の位置関係を探した。
どういう位置関係かは、なんとなくわかってきたぐらいだったが、それでも古代に描かれたものが目の前にあるということで、感慨深いものがあった。
パンフレットに載っていた壁画
壁画の見学終了後、キトラ古墳を写真におさめ、われわれは、明日香の地をノーマル自転車でめぐるたびに出た。
基礎データ
被葬者:?
築造時期:7世紀から8世紀初頭頃
墳形:円墳